66kV級超電導ケーブルシステムの短絡電流事故特性(1)
-40mケーブルシステム試験-

A Short Circuit Current Test through a 40m HTS Cable


森村 俊也, 南野 忠彦, 大屋 正義, 増田 孝人 (住友電工); 中野 哲太郎, 丸山 修, 三村 智男 (東京電力)


Abstract:超電導ケーブルの実系統適用では、他設備等からのもらい事故により。超電導ケーブルに短絡電流が流れることが考えられる。66kV系統では最大31.5kA-2秒の短絡電流が流れる可能性があり、液体窒素の液温上昇や蒸発などが想定される。このような急激な現象は、冷却システムの停止や過度な内圧上昇などを引き起こす可能性があるため、超電導ケーブルの実系統適用に向けて、短絡電流事故時の安定性・安全性の評価は必須である。今回、40m長の66kV級超電導ケーブルシステムを構築して短絡電流試験を実施したので、結果を報告する。