LHC高輝度アップグレード用超伝導磁石の開発(8)
- 2mモデル磁石の製作および冷却・励磁試験

Development of superconducting magnets for LHC luminosity upgrade (8)
– Fabrication and test results of the 2-m model magnet


榎本 瞬, 菅野 未知央, 中本 建志, 川又 弘史, 岡田 尚起, 岡田 竜太郎, 東 憲男, 荻津 透, 佐々木 憲一, 木村 誠宏, 田中 賢一, 大畠 洋克, 菅原 繁勝, 高橋 直人 (KEK); MUSSO Andrea, EZIO Todesco (CERN)


Abstract:欧州原子核研究機構(CERN)のLHC加速器では高輝度化アップグレードを計画している。高エネルギー加速器研究所(KEK)では粒子衝突点近くの超伝導双極磁石(D1)の開発を行っている。磁石は口径150mm、全長7mとなり、超伝導コイルにはNbTi超伝導線を用い、磁場は12kA, 1.9Kで5.6 T、積分磁場長35Tmを公称値としている。
現在KEKでは原理検証のために2m長モデルの製作を行っている。
本講演では2m長モデル磁石の製作工程であるカラーリング、ヨーキング、シェル溶接などの組立作業について報告を行う。さらに2016年4-5月にかけてKEK低温センターの縦型クライオスタットで1.9K冷却・励磁試験を計画しており、その速報結果について報告を行う。試験ではカラー、ヨーク、シェルに取り付けたひずみゲージで機械的なふるまいを測定すると共に13kAまで印加してトレーニングクエンチやスポットヒーターによりクエンチ伝搬速度などの測定を行う予定である。