Current possibility of magnetic separation application in water treatment and the requirement for the magnetic separator
本間 司, 酒井 保藏 （宇都宮大）
Abstract:水処理分野において磁気分離プロセスは極めて限定的な用途にしか使われてこなかった。非磁性の物質を磁気分離するには強磁性体を吸着させるなどして磁性付与プロセスが必須であり、磁性粉のコストが大きな障壁になっていた。近年、従来の1/5程度の価格（100円/kg）で強磁性粉が提供されるようになり、コスト面では十分に競争できる状況にある。生物学的水処理法、物理学的水処理法にどのように磁気分離を導入するか、その経済性、磁気分離装置の要件について、超電導磁気分離も含めて提案・議論する。