原型炉超伝導コイルワーキンググループ活動の中間報告

Progress in Superconducting Magnet Working Group on Special Design Team for Fusion DEMO


宇藤 裕康, 日渡 良爾, 小泉 徳潔, 辺見 努, 名原 啓博, 井手 俊介, 坂本 宜照, 青木 晃, 飛田 健次 (原子力機構); 今川 信作, 柳 長門, 西村 新 (NIFS); 小野 嘉則, 伴野 信哉 (NIMS); 淡路 智 (東北大); 雨宮 尚之 (京大); 長谷川 満 (三菱電機); 坂 成人 (三菱重工); 伊藤 保之 (東芝)


Abstract:原型炉設計合同特別チームが平成27年6月に設置され、原型炉概念の基本設計を開始している。原型炉の基本概念設計において、超伝導コイルシステムの概念構築は緊急の課題であり、原型炉超伝導コイル概念構築のために設計強度、大型コイルの製作性、線材選択などが最優先課題として挙げられていた。これらの幅広い検討課題に取り組むため、同特別チームではチーム内外の専門家による 「原型炉超伝導コイルワーキンググループ」を設置し、平成27年11月より原型炉用超伝導コイルの基本概念の構築ならびに今後の開発方針の策定に向け検討課題を議論しており、平成28年6月に最終報告書をまとめる予定である。本発表では原型炉超伝導コイルワーキンググループ活動の中間報告としてワーキンググループ内での議論と原型炉超伝導コイル概念設計の方向性について報告する。