高磁場MRI用高温超電導磁石の開発(16年春)
-伝導冷却1.5 T-MRI磁石の試験結果-

HTS magnet R&D project for ultra-high field MRI (2016 spring)
-Test results of a conduction-cooled 1.5 T REBCO MRI magnet-


宮崎 寛史, 岩井 貞憲, 宇都 達郎, 大谷 安見, 戸坂 泰造, 田崎 賢司, 野村 俊自, 来栖 努 (東芝); 石山 敦士 (早大); 植田 浩史 (岡山大); 野口 聡 (早大); 浦山 慎一, 福山 秀直 (京大)


Abstract:REBCO線材を用いて、室温ボアφ400 mmの伝導冷却型1.5 T-MRIマグネットを開発した。マグネットは、内径φ500 mmのシングルパンケーキコイル60枚で構成され、撮像空間は200 mm DSVである。マグネットは約55時間で4.7 Kに冷却され、193 A通電時に1.5 Tに到達した。1.5 T発生時の全パンケーキコイルの電圧は0.01 mV以下であり異常がないことを確認した。本発表では、空間磁場分布の評価結果および鉄シムを用いた磁場補正結果について報告する。