段階的にY211相濃度を変化させた前駆体を用いて作製したYBCOバルクの捕捉磁場特性

Trapped field properties of YBCO bulk using graded Y211/Y123 precursor powders


望月 豪彦, 内藤 智之, 藤代 博之 (岩手大); Wei Zhai, Yun-hua Shi, Mark D. Ainslie (Cambridge 大)


Abstract:種結晶を用いて作製したバルクは種結晶からの距離に依存してRE211相の濃度が増加するためバルク側面やバルク底面において超電導特性が劣化してしまう。本研究では、Y211相の濃度を段階的に変化させた前駆体を用いて作製したGraded YBCOバルクにおいて磁場中冷却着磁とパルス着磁を行い、捕捉磁場や磁場分布を測定した。Graded YBCOバルクが磁場侵入に与える影響を議論する。