Optimum arrangement of the field winding for 20kW fully superconducting synchronous motor
田村 亮人, 佐藤 誠樹, 吉田 幸市, 岩熊 成卓 (九大); 長谷 吉二, 富岡 章 (富士電機); 和泉 輝郎 (ISTEC)
Abstract:同期電動機を超電導化することで、同一体格での高出力化、鉄心レスによる軽量化、高効率化が可能である。これまで超電導電動機の研究は、界磁巻線のみを超電導化する半超電導電動機が主流であった。半超電導機では回転子外周上に真空断熱層が必要になるため、界磁巻線と電機子巻線のエアギャップが増大する問題があった。電機子巻線も超電導化することで、界磁巻線と電機子巻線の双方を同一の冷媒空間に配置することによる特性向上、及び、小型化軽量化が可能である。本研究では、全超電導機設計の第一歩として、20kW級小型全超電導機の界磁巻線の形状を変化させた複数モデルを設計し、トルクとトルクリプルから各モデルを比較検討した。