凝集磁気分離による懸濁廃水処理法の有用性〜凝集沈降分離法との比較

Comparison of usefulness of coagulation-magnetic separation as suspension wastewater purification process against coagulating sedimentation


渡辺 紡, 酒井 保藏 (宇都宮大); 花井 洋輔, 中田 英寿 (富士電機)


Abstract:凝集磁気分離は水中の懸濁物質に対し、高速かつ小型の装置で処理することが可能である。
これまではマグネタイトが高コスト(500円〜1000円/kg)であるため、使い捨てされる凝集磁気分離プロセスの実用性は限定されていた。近年、マグネタイトの価格が1/10(100円/kg)に低下したことにより、凝集処理に利用可能となってきている。本研究では、種々の懸濁廃水にマグネタイト及び高分子凝集剤を添加し、凝集磁気分離行い、その実用性について従来の沈降分離法と比較・検討した。