Mechanical and superconducting properties of Sr122 Fe-based superconducting wire
小黒 英俊, 淡路 智, 渡辺 和雄 (東北大); 張 現平, 馬 衍偉 (CAS)
Abstract:我々のグループでは、中国科学院のMaグループと共同で、鉄系超伝導線材の強磁場中における超伝導特性の測定を行ってきた。この中で、強磁場中でも高い臨界電流を持つ線材の開発に成功し、超伝導機器への応用への期待が高まってきた。そこで、線材の応用上、重要な特性である機械特性と、応力下での超伝導特性の変化を4.2 K、18 T以下の磁場中にて測定した。その結果、臨界電流は引張りひずみが大きくなるにつれて上昇することが分かった。また、ひずみで0.25%、応力にして57 MPaまでは高い臨界電流を維持することが分かった。