極低温におけるTi-6Al-4V合金針状組織材の疲労特性に及ぼす応力比の影響

Effect of stress ratio on fatigue properties of Ti-6Al-4V alloy with the lamellar microstructure at cryogenic temperature


由利 哲美, 小松 誠幸, 小野 嘉則, 緒形 俊夫 (NIMS); 長尾 直樹, 堀 秀輔, 竹腰 正雄 (JAXA)


Abstract:供試材は、Ti-6Al-4V合金鍛造材の(α+β)-anneal材と、それにβ域温度の1050℃-60min保持後空冷、その後720℃-120min保持後炉冷のβ焼鈍(β-anneal材)材を用いた。高サイクル疲労試験は、293Kおよび20K(ガスヘリウム中)にて、応力比=-1、0.01、0.5で行った。本研究では、Ti-6Al-4V合金針状組織材の高サイクル疲労特性に及ぼす応力比の影響および温度依存性について報告する。