リング状Gd-Ba-Cu-O超電導バルクにおけるパルス着磁特性と破壊挙動

Trapped field characteristics and fracture behavior of Gd-Ba-Cu-O bulk ring during pulsed field magnetization


望月 豪彦, 内藤 智之, 藤代 博之 (岩手大); 伊藤 佳孝, 柳 陽介 (イムラ材研); 仲村 高志 (理研)


Abstract:超電導バルク磁石は10T以上の磁場を発生することや高い安定度が実現できることからNMR応用に向けて研究が進められている。超電導バルクの着磁は一般的に磁場中冷却着磁法が用いられているが、コンパクトかつ簡便なNMRを開発する上では銅コイルを用いるパルス着磁法が有効である。本研究ではリングバルクに対しパルス磁場を印加した際に、バルクが破損することがわかった。そこでパルス着磁過程における応力を計算し破壊挙動を議論する。