Inductive Heating Test of ITER CS Insert Coil
尾関 秀将, 諏訪 友音, 礒野 高明, 高橋 良和, 河野 勝己, 名原 啓博, 齊藤 徹, 布谷 嘉彦 (原子力機構)
Abstract:原子力機構では、ITERのCS(セントラル・ソレノイド)導体の導体性能試験を実機と同じソレノイド形状で行うため、CSインサートコイルという直径1.44m、巻数8.875ターンのソレノイド型サンプルを製作し、実機運転条件である最大外部磁場13T、最大通電電流45.1kAまでの条件で通電試験を行った。一連の通電試験の中では、CS導体のクエンチ特性を評価するために、外部から導体中へ誘導加熱を起こす誘導ヒーターを設け、誘導加熱試験を行った。その結果、約100Jの熱が10cmに渡って導体中に投入されると、導体としては超伝導状態の安定性を喪失し、結果としてクエンチを生じることが分かった。