LHC高輝度アップグレード用超伝導磁石の開発(6)
ー2mモデル磁石の製作

Development of superconducting magnets for LHC luminosity upgrade (6)
- 2m model magnet fabrication


菅野 未知央, 中本 建志, 榎本 瞬, 川又 弘史 (KEK); 徐 慶金 (IHEP); 岡田 尚起, 岡田 竜太郎, 高橋 直人, 東 憲男, 荻津 透, 木村 誠宏, 佐々木 憲一, 山本 明, 吉田 誠, 飯尾 雅実 (KEK)


Abstract:CERN-LHC加速器の高輝度化アップグレード計画の一環として、KEKではビーム分離用大口径超伝導双極磁石(D1)の研究開発を進めている。
この磁石の主な要求仕様は、コイル口径150 mm、
運転温度1.9 K、運転電流12 kAで主磁場5.6 T、積分磁場長35 Tmなどである。
実機は7m長であるが、現在、KEK所内で2m長のモデル磁石の製作を行っている。
本発表では、NbTiラザフォードケーブルを用いた巻線、キュアリング、コイルサイズ測定などの進捗に加え、カラーやヨークの設計概念や調達状況について報告する。