SEG超伝導体の空気下による特性評価

The characterization by under an air of SEG superconductors


松井 健太朗, 村上 雅人, 井上 和朗, ミリヤラ ムラリダ (芝浦工大)


Abstract:超伝導の技術を実用化するには, JcおよびTcの向上が不可欠である. NEG超伝導体はY系超伝導体よりJcおよびTcの特性が高い. 特性向上にはOCMG法が用いられている. しかし, OCMG法には, 再現性がない, 費用がかかるなどの欠点がある. 空気下での特性向上は, これらの欠点を克服できる利点がある.
イオン半径はSmよりNdの方がBaイオン半径に近い. 故に, (Nd0.125Eu0.125Gd0.75) Ba2Cu3Oy(以下NEG123)の方が(Sm, Eu, Gd)Ba2Cu3Oy (以下SEG123)よりRE-Ba置換が起きやすいと考えられることから, NEG123よりSEG123の方が, 特性が高く出るのではないかと考えられる.