極低温環境下で使用する超電導リニアアクチュエータの損失特性

Loss characteristic analysis of a superconducting linear actuator used in cryogenic environment


広江 貴, 寺地 祐介, 大崎 博之 (東大)


Abstract:地上中間赤外線観測装置では観測系の中に置いた反射鏡をチョッピングし視野を振ることにより、ノイズが除去される。これは冷却チョッピングと呼ばれ、チョッピング装置は極低温環境下におかれる。そのため、チョッピング用のリニアアクチュエータは低損失であることが要求される。私たちは、このリニアアクチュエータに超電導を応用することについて検討を行った。今回は超電導を用いたリニアアクチュエータの損失特性に焦点を当て発表を行う。