曲げアニールによるREBCOコート線材のデツイン化

Detwinning process of REBCO coated conductors by annealing under bending strain.


千葉 滉平, 淡路 智, 小黒 英俊, 土屋 雄司, 渡辺 和雄 (東北大)


Abstract:希土類系高温超伝導体(REBCO)コート線材における超伝導特性の一軸ひずみ依存性は複雑でありその理解は進んでいない,そのためには,a軸,b軸の各軸のIcのひずみ依存性を理解する必要がある。先行研究では, REBCO線材に対してひずみ印加アニールをを加えることで, デツインすることに成功し,その結果a軸,b軸それぞれのひずみに対してTcの変化が逆となることを示した。しかし, アニール時のひずみが0.5%程度を超えるとクラックが入り, Jc特性が大きく劣化した。今回,高温中で圧縮ひずみを加えることでクラックを押さえることを試みた。線材に圧縮ひずみを印加するため,曲げひずみ印加アニールを行った。その結果,ひずみ率0.5%で,約50%のデツインに成功し,Jcの劣化も見られないことが分かった。1%までの曲げひずみアニールの結果も合わせて報告する予定である。