Towards HTS coil technology with combination of high hoop stress tolerance and small screening current induced field (2) ~ Mono / multi-filament mode transition for a high-strength Bi-2223 conductor coil ~
許 一, 中込 秀樹 (千葉大); 井口 聖威也, 高尾 智明 (上智大); 濱田 衛 (JASTEC); 松本 真治, 西島 元 (NIMS); 末松 浩人 (JEOL RESONANCE); 柳澤 吉紀, 金 新哲, 高橋 雅人, 前田 秀明 (理研)
Abstract:NMRなどに必要とされる高磁場かつ高精度磁場のコンパクト磁石を実現するには、300 MPa以上のフープ応力耐性と低遮蔽電流磁場性を両立する第3世代の線材/コイル技術が必要である。この観点から、高強度のNi合金で補強した多芯線である高強度Bi-2223線材のコイルは、300 MPaを大きく上回るフープ応力耐性を示すため、有望である。ところが、このコイルは4.2 K自己磁場中では、特異な遮蔽電流磁場特性を示すことが明らかになった。本報では、この現象のメカニズムと、遮蔽電流磁場が小さくなる条件を調べ、コンパクト超高磁場NMR磁石への適用性を議論する。本研究の一部はJST S-イノベ、一部はJSPS科研費25289070によって行われたものである。