SuperKEKB 衝突点用超伝導電磁石システムの開発
- ビーム最終収束用超伝導 4 極電磁石製作-

Development of Final Focusing Superconducting Magnet System for SuperKEKB
-Constructions of the superconducting quadrupole magnets for beam final focusing-


有本 靖, 大内 徳人, 土屋 清澄, 東 憲男, 宗 占国, 山岡 広, 川井 正徳, 近藤 良也 (KEK)


Abstract:現在、高エネルギー加速器研究機構において、電子・陽電子衝突型加速器であるSuperKEKBが建設されている。
SuperKEKBでは、2010年まで稼動したKEKBの40倍のルミノシティ、8x10^35 cm^-2 ・s^-1を目指している。このためには衝突点において鉛直方向のビームサイズを50 nmまで絞らなければならない。このための収束要素が最終収束超伝導4極電磁石システムである。このシステムは8台の4極電磁石、43台の補正電磁石、4台のソレノイド電磁石から構成されている。われわれは4極電磁石の製作を2013年度から開始した。今回は4極電磁石の製作状況について報告する。