LHC高輝度アップグレード用超伝導磁石の開発(3) 
ー電磁設計

Development of superconducting magnets for LHC luminosity upgrade (3)
- electromagnetic design


菅野 未知央, 中本 建志, 徐 慶金, 川又 弘史 (KEK)


Abstract:CERN-LHCの高輝度化アップグレード(High Luminosity LHC Upgrade, HL-LHC)の実現に向けて、衝突点近傍の超伝導磁石の性能向上のための研究開発が進められている。この中で、KEKはビーム分離双極磁石の概念設計を分担している。本発表では、磁場設計の一環として、磁場精度に影響を及ぼす可能性のある様々な因子(鉄ヨークの断面形状、SUSカラーの磁化、クライオスタットの形状、コイルの組み立て過程での変形など)について、2次元磁場計算による検討結果を報告する。また、コイルエンド部の巻線性を考慮した形状最適化や3次元磁場設計結果についても言及する予定である。