高磁場MRI用高温超電導磁石の開発(4)
-巻線誤差の不整磁場への影響-

Development of an HTS Magnet for Ultra-high Field MRI
– Analysis on Field Homogeneity Caused by Winding Error –


石山 敦士, 王 旭東 (早大); 戸坂 泰造, 宮﨑 寛史, 野村 俊自, 来栖 努 (東芝); 浦山 慎一, 福山 秀直 (京大)


Abstract:我々は、経済産業省プロジェクトである「高温超電導定磁場コイルシステムの研究開発」で、10 T級のヒト全身用MRIの実現を目指している。高温超電導コイル設計では、線材がテープ形状をしているため、製作時の巻線誤差が発生磁場均一度に影響することが想定される。本発表は、テープ線材の離散的な配置を考慮して最適化設計された内径200 mmの10 T級均一磁場発生コイルに対して、巻線誤差による不整磁場の影響を評価したので報告する。