Superconducting Magnet System for the Interaction Region of SuperKEKB (6-5)
- Monitoring / Interlock System -
岩崎 昌子, 青木 香苗, 有本 靖, 大内 徳人, 川井 正徳, 近藤 良也, 宗 占国, 土屋 清澄, 山岡 広, 王 旭東 (KEK); 廣瀬 雅哉 (関東情報サービス); 遠藤 友成 (日立プラントメカニクス); 田中 学, 中村 卓也 (三菱電機システムサービス)
Abstract:KEKは、益川・小林理論を実験的に実証したKEKB加速器のアップグレード(SuperKEKB)を行っている。SuperKEKBの特徴は、KEKB加速器が到達した世界最高の衝突効率を更に40倍向上し物理実験の精度を高めようとするものである。この為、ビーム衝突を最終段階で制御する超伝導電磁石システムは、この加速器に於いて極めて重要な機器である。
我々は、SuperKEKB 超伝導電磁石システム用の、モニタリングシステムとして、①冷却システム用遠隔モニタリング、②クエンチ検出用遠隔モニタリング、③磁場測定用遠隔モニタリング、を構築した。これらの詳細について報告する。
また、超伝導電磁石のクエンチ時、電磁石温度上昇時、あるいは電磁石電源インターロック作動時の、加速器保護システム動作機構についても紹介する。