10 MW超級風車の調査研究として高温超電導発電機用マグネットの研究開発

Development of HTS Racetrack Magnet on Feasibility Study for 10 MW-class Wind Power Generator


向山 晋一, 松岡 太郎, 天野 俊昭, 古川 真 (古河電工); 山崎 裕文, 古瀬 充穂, 淵野 修一郎, 岡野 眞 (産総研); 玉田 紀治 (前川); 大崎 博之 (東大); 塚本 修己 (上智大); 福井 聡 (新潟大)


Abstract:自然エネルギー導入量の飛躍的拡大は、我が国が取組むべき最重要課題の一つであり、風力発電に関しては、発電サイトの総発電容量を増大させ発電コストの低減をもたらす風車の大型化と洋上への拡大が大きなトレンドとなっている。特に、10MW超級の大型風力発電機は洋上設置が検討されており、超電導を用いた発電機は小型・軽量が実現でき建設コストの低減等が期待されている。我々は、将来の10MW高温超電導風力発電機の実現性の調査を進めるなかで、ダイレクトドライブ発電機としてローターに鉄心を用いた超電導マグネットの開発を進めている。本研究はNEDO 新エネルギー部の風力発電高度実用化研究開発事業の中で「10 MW超級風車の調査研究(平成25~26年度)」で実施している。