Performance of Superconductors for ITER Central Solenoids
名原 啓博, 辺見 努, 梶谷 秀樹, 尾関 秀将, 井口 将秀, 布谷 嘉彦, 礒野 高明, 高橋 良和, 松井 邦浩, 小泉 徳潔, 押切 雅幸, 堤 史明, 宇野 康弘, 川崎 勉, 渋谷 和幸, 中嶋 秀夫 (原子力機構)
Abstract:ITER中心ソレノイド(CS)用超伝導導体は全て日本が調達する。
CSはパルス運転を行うため、最大6万回の繰り返し負荷を想定しているが、分流開始温度(Tcs)がサイクル数に対してほぼ直線的に低下する可能性が示唆され、問題となっていた。
そこで、撚線の機械的強度を高めるため、1次から4次の各撚りピッチを当初の約半分に短くし、日本で製作した4本の導体の性能を、実規模導体試験装置(SULTAN)を用いて評価した。
その結果、Tcsはサイクル数に対して低下しないことが確認され、CS用超伝導導体の製作を本格的に開始した。