光ファイバ温度センサの極低温特性(その2)
- 亜鉛めっき光ファイバによる極低温特性向上 -

Characteristics of optical fiber sensor at cryogenic temperature (Secondary Report)
- Improvement of characteristics measured using zinc-plated optical fiber sensor at cryogenic temperature -


山田 秀之, 小方 正文, 水野 克俊, 長嶋 賢 (鉄道総研)


Abstract:超電導磁石の内部温度を光ファイバ温度センサにより測定する技術の開発を行っており、光ファイバ温度センサは1本のセンサで分布的に測定ができ、熱侵入が少なく電気絶縁性が高いなど、極低温機器内部の温度測定を行うのに適しているセンサであり、これまでの結果から、光ファイバ温度センサは極低温においても安定的に感度良く温度測定できる可能性があることがわかった。前回の報告では、銅コーティングで感度が向上し、亜鉛コーティングでさらに感度が向上する可能性があるが、亜鉛スパッタリングでは感度が向上しなかったことを報告した。今回は、光ファイバ温度センサに亜鉛めっきすることで極低温での感度が向上することを、試験により確認したので報告する。