Development of large-current aluminum-alloy-jacketed Nb3Sn conductors for fusion reactors
高畑 一也, 田村 仁, 三戸 利行, 今川 信作, 相良 明男 (NIFS)
Abstract:核融合科学研究所では、核融合炉に向けた100kA級大電流導体の開発を行っている。その中で、現在広く使われているケーブル・イン・コンジット導体の代替として、アルミニウム合金被膜Nb3Sn導体の開発研究を行ってきた。導体はラザフォード撚線を反応熱処理後にアルミニウム合金ジャケットで被覆した構造である。これまでに5kA@12T級の縮小導体を試作し、3ターンコイル(内径300mm)による臨界電流測定を行った。この結果を基に、100kA級実規模導体の試作を開始した。発表では、この導体を核融合炉に応用する際の有利性と課題について議論する。