30 kA級高温超伝導導体の製作と試験(その2) (1)全体概要

Fabrication and testing of a 30 kA-class HTS conductor (2nd report) (1) Overview


柳 長門 (NIFS); 寺﨑 義朗 (総研大); 伊藤 悟, 川井 健司, 清野 祐太郎 (東北大); 夏目 恭平, 濱口 真司, 野口 博基, 田村 仁, 三戸 利行 (NIFS); 橋爪 秀利 (東北大); 相良 明男 (NIFS)


Abstract:ヘリカル型核融合原型炉FFHR-d1のマグネットに適用できる100 kA級高温超伝導導体の開発を行っている。2012年8月に定格電流30 kA級となる導体サンプルを製作した。幅10 mmのGdBCOテープ線材20枚を単純積層して銅ジャケット内に収め、外側にステンレスジャケットをボルト締めで覆って導体とした。これを長さ1.5 mのレーストラック形状の短絡サンプルとして、2本の直線部のうち1本に機械式ラップ接続を施した。通電試験の結果、温度20 K、外部磁場6 Tにおいて、50 kAの臨界電流を確認したが、1分程度のパルス通電であった。また、4 Kにおける高電流トライでは接続部からクエンチした。2013年3月に接続部を改良したサンプルを製作して再試験を行ったところ、20分以上の連続通電を行うとともに、4 Kにおいて70 kAを達成した。併せて、臨界電流の磁場依存性を連続的に測定することにも成功した。本講演でまず全体概要を述べる。