超電導直流送電ケーブルにおけるリップル電流による交流損失

AC loss of ripple current in superconducting DC power transmission cable


吉富 邦和, 小田部 荘司, ビャトキン ウラジミール, 木内 勝, 松下 照男 (九工大); 浜辺 誠, 山口 作太郎 (中部大); 稲田 亮史 (豊橋技大)


Abstract:超電導直流送電ケーブルには交流から変換された直流電流 が流されるが、変換器のコスト削減から若干のリップル電流が重畳している。このリップル電流により交流損失が発生するので、正確な見積もりが必要である。本研究では、交直変換に12相、24相の交流電流を整流しただけの電流を用いた際の交流損失について評価した。その結果、2kAの容量があるケーブルの際に12相交流電流で30μW/m程度と非常に小さかった。したがって24相交流にする必要は無いことがわかった。