トーラスプラズマ実験装置Mini-RT用のReBCO線材コイル製作の概要

Fabrication of ReBCO coil for the torus plasma experimental device Mini-RT


小川 雄一, 森川 惇二, 内島 健一朗, 保坂 友一朗, 河合 智賀 (東大); 三戸 利行, 柳 長門, 夏目 恭平, 寺崎 義朗 (NIFS); 能瀬 眞一, 富岡 章 (富士電機); 岩熊 成卓 (九大)


Abstract:トーラスプラズマ実験装置Mini-RTでは、Bi-2223線材での円環コイルを製作し、永久電流モードで磁気浮上させプラズマ実験に供してきた。このたび、円環コイルの性能向上とReBCO線材のプラズマ実験装置への応用を目的として、ReBCO線材コイルを設計し製作した。主コイルは直径 30cmであり、4.3mm幅のReBCO線材を552ターン巻いてある。運転電流は100Aであるので、55.2kAtの起磁力を有している。 ReBCO線材コイルの設計に当たっては、クエンチ対策、線材の接続抵抗低減などに十分配慮した。またReBCO線材を用いた永久電流スイッチの開発も併せて行った。製作した主コイルと永久電流スイッチとを組み合わせた永久電流モードでの実験では、電流減衰時定数が300時間程度であり、 これは接続抵抗でほぼ説明できるレベルであることが判った。