磁場中コロイドプロセスを利用した三軸配向性高温超伝導材料作製の検討

Fabrication of tri-axially aligned high-Tc cuprate ceramics by a colloidal process in high magnetic fileds


堀井 滋 (京大); 山木 桃子, 古田 守 (高知工科大); 土井 俊哉 (京大)


Abstract:動的楕円磁場は希土類系高温超伝導物質の三軸配向に有用なツールである。また、室温プロセスでもあることから、コロイドプロセスとの融合により配向セラミックスの作製も原理的には可能となる。本研究では、RE124系超伝導体を用いて磁場による三軸配向体の作製を試み、試料回転型の動的楕円磁場の場合、現状、面内配向度が磁場印加方法に依存し10度以下まで実現できることがわかった。また、適切な磁場印加法についても議論する。