JT-60SA 用超伝導マグネット機器の量産

Mass production of superconducting magnet components for the JT-60SA


吉田 清, 土屋 勝彦, 木津 要, 村上 陽之, 神谷 宏治, 小出 芳彦 (原子力機構)


Abstract:ITERのサテライトトカマクとして、JT-60SA 用超伝導マグネットはEU と日本の共同で製作する計画である。超伝導マグネットと設備の機器は、設計が完了して製作が開始された。CS とEF コイル用導体は、2010 年から超伝導導体の量産を開始した。EF コイルの製作は、2012年末にEF4コイルは完成して、2013年末にEF5コイルとEF6コイルが完成する予定でコイル製作は順調に行われている。一方、Nb3Sn導体を用いた超伝導コイルの製造を確認するためのCSモデルコイルが完成し、試験が開始された。TF コイル用導体製作は、2011 年から素線製作を開始し、導体組立も2012年から開始して、現在まで36本の導体を製作した。TF コイルは、製作治工具の準備が完了して、最初のTFコイル巻線を開始した。ヘリウム冷凍機(4.5Kで約9KW)の機器設計は完了して、機器の製作と機器を収納する建屋の建設が開始された。フィーダーは機器仕様が確定したので、HTS 電流リードは製作が開始された。以上のように、各方面の創意工夫で、コスト削減の問題も解決して、順調に製作が開始された。