Measurement and analysis of the critical current of large-current capacity HTS conductors for the LHD-type helical fusion reactor.
寺﨑 義朗 （総研大）； 柳 長門 （NIFS）； 伊藤 悟, 清野 祐太郎 （東北大）； 夏目 恭平, 濱口 真司, 野口 博基, 田村 仁, 三戸 利行 （NIFS）； 橋爪 秀利 （東北大）； 相良 明男 （NIFS）
Abstract:ヘリカル型核融合炉のマグネットに適用できる100 kA級高温超伝導（HTS）導体の開発を行っている。これまでに20枚（2列10層）のGdBCOテープ線材を用いた30 kA級導体サンプルの製作・試験を行い、20 K、6 Tで45 kA、4.2 K、1.2 Tで68 kAの臨界電流を得た。このたび、線材を42枚（3列14層）に増やした導体サンプルを製作し、100 kAの通電試験を試みている。100 kA級導体は30 kA級導体と同様にテープ形状の線材を銅ジャケット内に単純積層し、その周りをステンレスジャケットで囲った構造を持つ。これらの導体に対し、導体内の自己磁場分布と電流密度分布とを自己無撞着に解く臨界電流数値解析を行っており、本発表では実験で測定した臨界電流値と比較した結果について報告する。