4.6 Tの捕捉磁場を実現したMgB2超電導バルク磁石

Development of 4.6 Tesla MgB2 superconducting bulk magnets


吉田 卓史, 内藤 智之, 藤代 博之 (岩手大)


Abstract:これまでの研究で我々は、高圧合成法の一つであるHIP (Hot Isostatic Pressing)法を用い、高密度MgB2超電導体バルクを作製してきた。
本研究では、HIP法を用い、さらなる超電導特性の向上を目的として不純物(SiC,Ti)ドープしたMgB2超電導体バルクを作製し、捕捉磁場特性を評価した。
その結果、Tiドープ試料において、バルクを二枚重ねた中間の捕捉磁場が14.1Kで4.6Tという高い値を得ることに成功した。
ドープ量の異なる試料を比較評価し、不純物ドープ効果について議論する。