ITER-TF導体接続抵抗測定試験における高温超伝導ブスバー追加による銅ブスバーの発熱低減

Heat generation reduction of cupper busbar by adding high temperature superconductor busbars at ITER-TF conductor joint resistance measurement


佐浦 啓介 (名大); 今川 信作, 尾花 哲浩, 濱口 真司, 高田 卓, 力石 浩孝, 夏目 恭平, 高畑 一也 (NIFS); 梶谷 秀樹, 松井 邦浩, 辺見 努, 小泉 徳潔 (原子力機構)


Abstract:核融合科学研究所の大型導体試験装置を用いて、ITER-TF導体の接続抵抗測定を行った。その際、電流リードと導体サンプルを接続する銅ブスバーの発熱を定格68 kA通電時に100 W程度に低減する事を目的に、高温超伝導ブスバー(Bi2212線材:住友電工)を銅ブスバーに並列に取り付けた。ロゴスキーコイルを用いて各ブスバーの電流を測定し、68.1kA通電時に高温超伝導ブスバーが約20 kAを分担しており、銅ブスバーの抵抗発熱が銅ブスバーのみの場合と比べ60%程度に低減されていることを確認した。高温超伝導ブスバーの電流分担割合は電流値に依存して変化しており、その理由について考察する。