ITER TFコイル・ラジアル・プレート製作

ITER TF coil radial plate manufacture


高野 克敏, 安藤 真次, 松井 邦浩, 小泉 徳潔 (原子力機構)


Abstract:原子力機構は、国際熱核融合炉(ITER)の国内機関として、トロイダル磁場コイル(TFコイル)の製作を担当する。TFコイルの巻線部に使用されるラジアル・プレート(RP)は、超伝導生成熱処理された導体を収納するため、高さ13m、幅9m、厚さ10cmの大型構造物であるにも拘らず、数mmの高精度な製作公差で製作することが求められている。また、RPは10分割したRPセグメントを溶接して組み立てる計画であり、1枚のRPは数週間ピッチで製作する必要がある。このため、原子力機構では、高精度で合理的なRPの製作方法を策定するための試作試験を進めてきた。本講演では、これまで実施した試作試験結果及び試作結果を基に策定した実機RPの製作方法について報告する。