Progress of ITER conductor fabrication
布谷 嘉彦, 高橋 良和, 押切 雅幸, 堤 史明, 名原 啓博, 高村 淳, 中瓶子 伸二, 渋谷 和之, 諏訪 友音 (原子力機構); 松田 英光 (新日鉄住金エンジニアリング)
Abstract:国際合意されたITERの日本調達分担に基づき、日本原子力研究開発機構はITER超伝導導体の製作を行っている。日本はトロイダル磁場(TF)コイル用導体と中心ソレノイド(CS)用導体の製作を担当しており、TF導体では415mと760mの導体をそれぞれ9本及び24本、またCS導体では613mと918mの導体をそれぞれ7本及び42本製作している。導体はステンレス製コンジットを用いたCICであり、TF導体の製作は残り2本となっており、CS導体についてはこれから本格的に製作を開始するところである。導体製作では直状のジャケット管に撚線を引き込む方式を用いているが、引き込みの結果、撚線のツイストピッチが伸展するなど当初では予期しなかった導体製作上の問題点とその対処及び導体製作の進捗について紹介する。