パルス中性子を用いたRHQ-Nb3Al線材の常温での引張ひずみ特性

Tensile strain characteristics of the RHQ-Nb3Al wire at room temperature by using the pulsed neutron beam


金 新哲, 中本 建志, 土屋 清澄, 山本 明, 荻津 透, 菅野 未知央 (KEK); ハルヨ ステファヌス, 阿部 淳, ゴン ウー, 岩橋 孝明 (原子力機構); 菊池 章弘, 竹内 孝夫 (NIMS)


Abstract:高磁場超伝導磁石のために開発されているRHQ-Nb3Al線材は、臨界電流が応力ひずみに依存性を示していることが知られている。そのため、応用に向けて機械特性に関するより深い知見を得ることが求めれている。本研究は、J-PARC内MLFのBL19「匠」のパルス中性子ビームを利用して、常温で素線の長手方向の引張応力を印加しながらひずみ測定を行った。この結果について今回の秋季低温工学・超電導学会で発表する予定である。