直流超伝導送電用断熱二重管における熱侵入量の真空度依存性

Effect of Vacuum Pressure for Heat Leak on Cryogenic Pipe for DC Superconducting Power Transmission.


土岐 由信, 浜辺 誠, 渡邉 裕文, 河原 敏男, 山口 作太郎 (中部大)


Abstract:中部大学では、直流超伝導送電用断熱二重管について約3mの断熱配管を用いた熱侵入量測定装置を製作した。この装置は中部大学の200m級直流超伝導送電ケーブル実験装置と同じ管径のものを用いている。超伝導送電において真空断熱配管での真空度は熱侵入低減に関して重要なパラメータのひとつである。そのため、今回はSUS内管に多層断熱材(MLI)を巻きつけ真空度を変化させたときの熱侵入量の測定結果について発表する。