Prototype Development of a Rotary Winding Form Type Herical Winding Machine for Force-Balanced Coils
遠藤 数馬, 野村 新一 （明治大）
Abstract:電磁力平衡コイルは超電導コイル内に働く巨大な電磁力を低減させることができるため他のコイルに比べて電磁力支持材量が低減される。しかし電磁力平衡コイルの巻線軌道は複雑なヘリカル軌道を有するため製作が困難である。そこで本研究では巻枠を回転させるヘリカル巻線機の試作機を開発し、電磁力平衡コイルの製作技術の可能性を検討する。試作機開発の第一段階として電磁力平衡コイル軌道に従いドーナツ型の巻枠表面に単純ヘリカル軌道と測地線軌道による変調ヘリカル軌道を描かせる機械を開発する。測地線軌道はヘリカル巻線の湾曲を低減させ最短距離で巻線を行うことを可能にする。現在、試作機の機械本体の外形が完成し、単純ヘリカル軌道を描かせることに成功している。講演では変調ヘリカル軌道を描き実際に手で測地線軌道の巻線を行いその再現度を確認する結果について報告する予定である。