大規模太陽光発電用超電導インバータの検討

Superconducting Inverter for Large Scale Photovoltaic Power Generation


長村 光造 (応用科学研)


Abstract:現在の太陽光発電のシステムでは0.5 〜 0.7 Vの解放電圧を発生するセルを直列に接続しモジュール化して12 〜 50 Vの直流電圧を得ている。それをインバータ(パワーコンディショナ)により交流電力に変換している。一方本提案ではセルを並列に接続し、低電圧のままで超電導インバータにより交流に変換し昇圧するシステムを考案した。両方式について回路シュミュレータで動作特性、電力損失、システムの省エネルギー性を検討し、大規模太陽光発電では超電導方式の優位性を示すことができた。