3C-a02

ポインチングベクトル法による超伝導変圧器の運転モニタリングシステムの開発4
- 誘導性負荷変動中の常伝導転移の検出 -

Development of a Monitoring System of Superconducting Transformer by Using Poynting’s vector method 4
-Detection of normal zone appearing in windings during inductive load change -


小坂 亮大, 濱田 佳志, 川越 明史, 住吉 文夫 (鹿児島大); 岡元 洋 (九州電力)


Abstract:超伝導変圧器の実用化に向けた研究開発が進められている。実用段階の信頼性の高い超伝導変圧器であっても、巻線状態を常に監視しておくことは重要である。また、超伝導変圧器は負荷が変動するので、負荷変動時でも巻線に生じた異常を確実に検出する必要がある。このために我々は、ピックアップコイルを用いて損失エネルギーフロー密度を室温空間から測定する安全な非接触型のモニタリングシステムを提案し、その有効性を実験的に示している。本システムでは、超伝導変圧器外周の損失エネルギーフロー密度を、巻線に対して幾何学的に対称な位置2か所で測定し、その差を観測する。これまでに、容量500VAの小型超伝導変圧器に本システムを適用し、二次側に接続された抵抗性負荷が変動していても超伝導変圧器巻線の常伝導領域の発生が検出できることを実証している。今回は、より実用条件に近い誘導性負荷を接続し、その負荷が変動する場合の異常検出試験を行った。