2P-p13

低温動作自励振動式ヒートパイプの熱輸送特性
-OHPの長さによる影響-

Heat Transport Characteristics of cryogenic Oscillating Heat Pipes
- Effects due to the length of OHPs -


夏目 恭平 (総研大); 三戸 利行, 柳 長門, 田村 仁 (NIFS); 玉田 勉, 式町 浩二, 平野 直樹, 長屋 重夫 (中部電力)


Abstract:次世代の大型超伝導マグネット冷却方式として期待されている伝導・間接冷却方式に応用可能な、低温動作の自励振動式ヒートパイプ(Oscillating Heat Pipe: OHP)の開発を行っている。OHPに封入する作動流体として水素、ネオン、窒素を採用し、作動流体の封入量、パイプ径、入熱量、OHP設置方向及びOHPの長さを変化させ、等価的な熱伝導率を測定することによって低温動作特性を評価した。実験結果より、高温超伝導マグネットの冷却システムにOHPを組み込むことで排熱性能の向上を期待できることがわかった。講演ではOHPの長さによる動作特性への影響を中心に発表を行う。