1P-p08

磁化活性汚泥から脱着可能な磁気シーディング用マグネタイトに関する研究〜粒子径の最適化

Research on Desorption from Magnetite Particles of Magnetic Activated Sludge ~ Effect of Particle Size


廣島 浩二, 酒井 保藏, 猪野 隼也 (宇都宮大)


Abstract:磁化活性汚泥法では微生物フロックにマグネタイトを磁気シーディングして磁気分離可能としている。マグネタイトは活性汚泥と混合するだけで強固に吸着して安定した磁気分離を可能とする反面、プロセス上の都合で微生物フロックから脱着しようとすると簡単には分離できない。これらのマグネタイトの粒子径は1μm以下であった。一方で、20μm以上の強磁性粉は重すぎて微生物フロックに吸着しないことが分かっていた。そこで、6μm〜9μmのマグネタイトを用いて、吸着と脱着の特性をしらべた。これらのマグネタイトは磁石を用いて比較的簡単に微生物フロックから回収することができることが示された。