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電気分解と磁化活性汚泥法を組み合わせた化学めっき廃液の無害化処理〜パイロットプラントスケールでの検討

Pilot Plant Experiment of Chemical Plating Wastewater Treatment by Electrolysis and Magnetic Activated Sludge Process


甘 強, 酒井 保藏 (宇都宮大); 大和 弘之, 仁平 淳史 (栃木県産業技術センター); 斉藤 哲男, 島津 義政, 仁平 務, 鷹觜 勲 (桑名商事(株)); 鈴木 松雄, 安野 光則 (パルシステム(株))


Abstract:200 Lの電解槽と200 Lの磁化活性汚泥法装置を用いて、化学めっき廃液の無害化処理プロセスについて検討した。化学めっき廃液には高濃度のニッケルを含むためそのままでは生物処理できないが、電気分解によってニッケルを回収・除去することができた。さらに残存する有機酸を磁化活性汚泥法によって分解処理することができた。実用性を評価するために廃液処理を外部委託した場合とのコスト比較もおこなったところ、委託費用より本方法のランニングコストが小さいことが示された。