Preparation Method and Adsorption Performance of Magnetic Activated Carbon from Organic Sludge of Stock Raising Wastewater Treatment
梶井 祥吾, 酒井 保藏, 岩渕 和則, 柏嵜 勝 (宇都宮大); 井原 一高 (神戸大)
Abstract:畜産排水の凝集汚泥(主に家畜糞)とマグネタイトを混合し、600〜850℃で蒸し焼きすることで磁性活性炭を調製することができた。この磁性活性炭を畜産排水で問題となっているテトラサイクリンなどの抗生物質の吸着剤として用いることができるか評価した結果、一般の活性炭と同等程度の吸着性能をもっていることが示された。一方、畜産排水中の着色成分であるフミン質の吸着には適さなかった。また、高温で蒸し焼きしても、マグネタイトは酸化せず、磁気分離できるため、粉末活性炭のように使うことができ、吸着後は磁石で容易に磁気分離できた。