磁気顕微鏡を用いたRE-123線材の非破壊評価手法に関する機能検証

Functions of Nondestructive Characterization Method for RE-123 Coated Conductor Based on Magnetic Microscopy


塩原 敬, 東川 甲平, 小牧 佳弘, 奥村 慶太郎, 井上 昌睦, 木須 隆暢 (九大); 町 敬人, 筑本 知子, 田辺 圭一, 吉積 正晃, 和泉 輝郎 (ISTEC); 岡元 洋 (九州電力)


Abstract:我々はこれまでに,走査型ホール素子顕微鏡を用いた検討により,希土類系高温超電導(RE-123)線材における臨界電流密度分布の非破壊評価手法の開発に取り組んできた。一方,四端子法・Tapestar・MOIなど,既に高い有効性が認められているその他評価手法との関係を明らかにしておくことは,それぞれで得られる結果を有機的に結びつけると共に,標準化の観点からも今後重要となる。そこで本研究では,磁気顕微鏡を用いた本手法とその他の手法による評価結果を比較検討し,本手法の定量性を検証するとともに,独自の機能を含んだ包括的評価手法としての可能性を検討する。本研究の一部は,NEDOからの委託を受けて実施したものである。