Fundamental study for conceptual design of medium class superconducting synchronous motor.
土井 昭幸, 金 錫範 （岡山大）
Abstract:現在，モータの小型軽量化・高効率化を目標として，世界中で高温超電導体を用いた様々なモータの研究が行われている．しかし，その大多数は数MW級の大型モータであり，数百ｋW級の中型モータにおいてはあまり検討が行われていない．我が国の電力消費の50％以上は回転機駆動に使われており，その内8割は中小容量機であるため，超電導回転機による真の技術革新を達成するためにも，中小型の電動機への超電導応用を進めるべきと考える．そのため，本研究では，低速回転時のみならず，高速回転時においても高効率を維持できる300ｋW級の超電導同期モータの開発を目的としている．その基礎研究として，中型回転機用の界磁超電導コイルの最適形状設計について検討したので，その結果について報告する．