HTS磁気軸受でフライホイールを非接触支持する模型試験装置の開発(第2報)

Development of the model scale flywheel examination device with HTS magnetic bearings (Second report)


荒井 有気, 清野 寛, 長嶋 賢 (鉄道総研)


Abstract:鉄道総研では,超電導コイルと超電導バルク体を組合せた磁気軸受で非接触支持するフライホイール蓄電装置を開発中である。これまでに20kNのスラスト荷重を支持して3600rpmまでの回転に成功している。また,2010年秋季低温工学・超電導学会において,本模型試験装置で,スラスト・ラジアル両荷重を非接触で支持し,570rpmまで回転したことを報告した。
本装置の磁気軸受は,クライオスタット内に配置された高温超電導コイルと高温超電導バルク体で構成される。冷却は,超電導コイルは冷凍機による伝導,超電導バルク体は希薄ヘリウムガスによる。ロータの駆動は,クライオスタットの内と外に配置した1組の永久磁石によるトルク伝達装置により行う。
本件では,本装置に対して有限要素法によるロータダイナミクス解析を行ったので,報告する。また,ロータ変位測定や本装置の組立精度の向上を行っているので,併せて報告する予定である。