Renewal of LHD cryogenic control system for high reliability
三戸 利行, 岩本 晃史, 今川 信作, 高畑 一也, 山田 修一, 柳 長門, 力石 浩孝, 濱口 真司, 尾花 哲浩, 田村 仁, 森内 貞智, 大場 恒輝, 鷹見 重幸, 飯間 理史, 山田 弘司, 竹入 康彦, LHD グループ (NIFS)
Abstract:大型ヘリカル装置(LHD)は、高密度・高温の無電流・定常プラズマの閉じ込めを特徴としたヘリカル型の核融合プラズマ実験装置である。LHD超伝導システムは磁場閉じ込めの超伝導コイル及びコイルに大電流を供給する超伝導バスライン、超伝導システム全体を低温に維持する低温システム等で構成され、1998年3月のファーストプラズマ生成から13年間に渡って、稼働率99%を超える高い信頼性の運転実績を達成している。LHD低温制御システムは、当時の最新の制御機器を最大限に活用したオープンシステムとして開発された。しかし、システム構築開始から既に17年以上を経過し、使用している機器の世代交代も進んでおり、その構成を含めて見直す時期に来ている。更なる信頼性向上のための低温制御システムの改造計画について報告する。