Change in superconducting properties of neutron irradiated Nb3Sn strand
西村 新 （NIFS）； 竹内 孝夫 （NIMS）； 西嶋 茂宏 （阪大）； 西島 元, 渡辺 和雄, 四竃 樹男 （東北大）； 落合 謙太郎 （原子力機構）
Abstract:14 MeV中性子照射を3.10E＋21 n/m2まで行ったNb3Sn線材の臨界電流の磁場依存性、臨界温度を計測した。臨界電流は22T付近以下の領域で向上し、22T付近以上では明確な臨界電流の増加は認められなかった。この臨界電流の増加が顕著となる磁場は、中性子照射量の増加とともに高磁場側に移動してきている。臨界温度は0.2K低下した。中性子照射によってA-15結晶構造の長範囲規則性が乱れ始めていることをうかがわせている。さらに講演では、15.5T無冷媒超伝導マグネットを東北大学大洗センターに搬入し、通電試験を行った結果についても報告する。