Development of a monitoring system of superconducting transfromer by using the pointing’s vector method 2 -Relativity between energy flows and abnormal conditions in winding-
羽生 大仁, 小坂 亮太, 川越 明史, 住吉 文夫 （鹿児島大）； 岡元 洋 （九州電力）
Abstract: 超電導変圧器を実用化するためには、変圧器が正常に運転されていることを運転中常時監視しておく必要がある。このためには、変圧器巻線に電気的な接触を伴わずに監視できることが重要である。
我々はこれまで、ポインチングベクトル法を応用した超電導変圧器の運転監視モニタリングシステムを提案し、超電導変圧器に対して非接触の測定センサーで運転状態の監視が可能であることを、実験的に示している。このシステムでは、変圧器周辺のポインチングベクトルを測定することによって運転状態を監視する。
今回は、変圧器の一次側巻線に近い測定センサーと、二次側巻線に近い測定センサーの測定結果を比較し、巻線毎の異常と測定結果の関連を詳細に調べた結果について報告する。